夏ホッキ漁解禁 水揚げは平年並に-苫小牧漁港
苫小牧漁港で漁船から荷揚げされるホッキ貝=1日午前7時15分ごろ
水揚げ量日本一を誇る苫小牧産ホッキ貝の夏漁が1日から始まった。初日は前年より2トン増の7・6トンを水揚げし、黒く輝く大ぶりのホッキ貝が市公設地方卸売市場・水産市場にずらりと並んだ。
苫小牧漁協ホッキ桁引き網漁業部会(夏部会、堀川隆志部会長)所属の20隻が午前3時過ぎに苫小牧漁港を出港。4時から沖合で操業を開始し、7時30分ごろまでに全隻が帰港した。初日とあって地元の漁業者が手際よく漁船から荷揚げし、卸売市場内では品定めする仲買人たちで活気づいた。
同市場によると、取引価格は1キロ当たりサイズ別に1300円~552円で前年とほぼ同水準。堀川部会長によると、初日の水揚げ量はほぼ例年通り。夏漁は11月下旬まで続き、これから水揚げ量が増えていくという。
苫小牧漁協のホッキ漁は、船上からホースで高圧水流を送り貝を砂から掘り起こす「噴流式桁網漁」を採用。漁は夏期(7月1日~11月末)と冬期(12月1日~翌年4月末)に分けて行っており、殻長9センチ以上に限定するなど徹底した資源管理で漁獲量は18年連続で日本一となっている。
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