第47回白蛇姫まつりが7月6日午後6時半から、然別湖畔で開かれる。今年はNHK朝の連続テレビ小説「なつぞら」で、祭りのテーマになっている町の伝承「白蛇姫物語」を想起させるシーンもあり、例年以上の盛り上がりが期待される。

練習に熱が入る子どもたち
白蛇姫物語は然別湖にまつわる伝説で、凶作に見舞われたアイヌの村を女神とその使いの白蛇が救ったという物語。1972年に町商工会青年部を中心に、物語を踊りで表現する「白蛇姫舞」を創作。豊穣(ほうじょう)を祈って舞を奉納する場として、同年から祭りを始めた。
白蛇姫舞は、全長10メートル前後の親蛇と子蛇を担ぎ、うねったり渦を巻いたりしながら物語の世界観を表現する。祭りでは大人の舞に加え、中学生を中心とした「子ども白蛇姫舞」も披露される。
子ども舞の今年のメンバーは19人で、本番に向けて練習を重ねている。26日に町民ホールで行った練習には、「なつぞら」の特集番組のためNHK帯広放送局の取材も入り、注目の高さをうかがわせた。親蛇の先頭を担ぐ大橋翔太くん(鹿追中2年)は「大技がきれいに決まり、声援をもらえるとうれしい。注目されている中で、とにかくミスをしないように頑張る」と意気込んでいる。
当日は、ピアニスト大塚賢太郎さんや、MY’sのコンサートに続き、午後7時半から「子ども白蛇姫舞」。同8時からアイヌの神事カムイ・ノミを行った後、保存会が舞を披露する。
問い合わせは町観光インフォメーションデスク(0156・66・1135)へ。
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