甘酸っぱい紫色の"宝石" 勇払原野にハスカップ

勇払原野で実ったハスカップ
苫小牧市内の勇払原野で野生のハスカップが実を付けていた。まだ緑色の若い実もあったが、半分ほどが濃い紫色に熟していた。東胆振に初夏を運ぶ自然の風物詩だ。
標準和名はクロミノウグイスカズラ。高さ1~2メートルの落葉低木で勇払原野の象徴的な植物で、冷涼な気候が栽培に適している。1986年に苫小牧市の木の花に制定され、市民にも親しまれているなじみの存在だ。
品種改良された種類は市内や厚真町などの農地で栽培。その実はジャムや菓子などの原料として利用されている。野生の実が多かった時代は摘みにいく市民もいたが、土地開発で株の数が減少。今ではその光景も見られなくなった。
栄養豊富で甘酸っぱい紫色の小さな”宝石”。爽やかな風に揺れながら郷土の大地でしっかりと育っていた。
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