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紀伊民報社

甘酸っぱい香り漂う 梅の塩漬け本格化

大きな容器に熟した梅に続いて塩を入れる農家(田辺市稲成町で)

 梅の本場である和歌山県みなべ町や田辺・西牟婁で、主力品種「南高」の熟した実を塩に漬け込む作業が本格化している。1次加工である「白干し梅」にする作業で、作業場には甘酸っぱい香りが漂っている。梅雨明けから天日で干して仕上げる。
 熟した梅のほとんどは梅干しに加工する。今年の収穫は平年よりやや遅く、先週初めから本格的に始まった。農家らは収穫したその日のうちに塩に漬け込んでいる。
 田辺市稲成町の高山弘和さん(40)の園地では13日から、熟した梅の収穫を始めた。自宅近くの作業場に持ち込み、実の大きさでM~4Lの5階級に分け、大きな容器に塩と交互に入れている。満杯になればふたをして重しを載せる。高山さんは「今年は実太りが悪く、小ぶり」と話しており、現在のところ2LとLが中心だという。
 各農家による収穫や漬け込み作業は、遅い場所では7月中旬まで続く。1カ月以上漬け込んだ後、容器から出し、3~5日間かけて天日干しする。白干し梅でも食べられるが、多くは2次加工の調味漬けにするため、JAや加工業者などに販売するという。

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