八重山青年会議所が主催した市内観光で、初めてカヌーを体験する身障者ら=9日午前、宮良川(同会議所提供)
一般社団法人八重山青年会議所(八重山JC・上地誠理事長)は9日、「次世代につなげるユニバーサルツーリズム」と題し、石垣市内の身体障がい者23人(視覚8人、聴覚7人、肢体8人)が参加して島内3カ所を巡る観光ツアーを実施した。
同JCが今年度実施する共生社会推進事業の一環。同JCが市身体障がい者団体協議会(石垣里八会長)に働き掛けて希望を募ったところ、「普段行けないところに行きたい」「郷土の歴史についてしっかり知りたい」などの声を受け、宮良川カヌー体験、底地ビーチでのバーベキュー、八重山博物館見学の市内観光を行うことに。
ツアーには関係者や看護師など計75人が参加。八重山商工高校観光コースの2年生16人も参加し、底地ビーチで八重山芸能の余興を披露、互いに交流しながら意見を交わした。
同JC共生推進委員会の国仲恵亮委員長は「身障者と一緒に観光地を回り、施設の狭さや団体での身障者客の受け入れ態勢など、車いすでのビーチの移動、社会で生活する上でどこに改善が必要か具体的に実感できた」と振り返った。
同JCは、ツアーで出た意見や要望などを提言書にまとめ、近く市に提出する考え。
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