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長野日報社

壽呉録で巡る戦前の上諏訪 南信日日新聞の付録

南信日日新聞社が戦前に新聞付録として発行した「人氣壽呉録」を見入る宮下さん(左)と研究会メンバー

 すごろくを収集する飯島町郷土研究会メンバーの宮下洋祐さん(73)=同町七久保=が、長野日報社の前身である南信日日新聞社が1937(昭和12)年1月1日号の新聞付録として発行した「人氣壽呉録」を入手した。日中戦争が始まる直前の世俗を伝える貴重な資料で、同研究会の展示発表で紹介した。

 「人氣壽呉録」には「南信日日新聞第一万八百九十五号附録」とある。同社の本社があった上諏訪町(現諏訪市)の商店などを巡る正月らしい絵柄のすごろくで、「カフェー」や「レコード」などの言葉も並ぶ。タクシー会社のマスには「自動車全車新車(オールニューカー)」と書かれるなど、戦時統制が厳しくなる前の庶民の暮らしぶりをうかがわせる。今回上伊那地方の古いポスターなどと共に、諏訪地方の収集家から入手した。

 30年ほど前からすごろくを集めているという宮下さん。現在までに50点ほどのコレクションになり、研究会の展示発表には「人氣壽呉録」のほか明治、大正時代のすごろくも持参した。すごろくの歴史を解説し、会員らも一緒になって「かつては正月遊びとして、こたつの上で家族で楽しんだものだ」と懐かしんだ。

 「絵を見てゲームを楽しみながら、自然と学びも深められるのがすごろく。このような時代だからこそ、子どもたちを集めて一緒に遊ぶ機会を設けたいんだけれど」と宮下さんは話した。

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