NHK連続テレビ小説「なつぞら」にも登場したバター製造の道具「バターチャーン」を所蔵する幕別町ふるさと館(町依田384ノ3)の来館者が伸びている。5月の来館者は239人で前年同月の2.6倍に。札幌の旅行会社もバターチャーンを目当てにふるさと館の見学を組み込んだツアーを企画するなどちょっとした脚光を浴びている。
「なつぞら」にも登場するバターチャーンを所蔵する幕別町ふるさと館。ドラマの効果か来館者が伸びている
ふるさと館では昔の農機具など郷土資料約5000点を所蔵する。バターチャーンは1979年に町内の農家から寄贈された。輸入物で直径43センチ、高さ53センチ。昨年5月にNHK制作局に貸し出し、今年3月に返却された。
「なつぞら」では草刈正雄さん演じる柴田泰樹のバター作りのシーンでバターチャーンが登場している。ふるさと館によると、ドラマで使われているバターチャーンは同館が所蔵するものより小ぶりで、「実物を元にレプリカを作ったのではと想像している」とする。
なつぞらの放送が始まってから「バターチャーンはどこ?」と聞く来館者も見られるなど、ドラマの注目の高さがうかがえる。5月に続いて6月の来館者も順調に推移し、13日現在で53人(前年同期8人)となっている。
同館ではバターチャーンの他、分離器とバターウォーカー(出来上がったバターをこねる道具)もNHK制作局に同時に貸し出したが、これらはまだ返却されていない。同館では今後、ドラマで登場するのか注目している。
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