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厚床中伝統すずらん贈り/厚床駅100年でOBも参加

厚床駅開駅100年に花を添える厚床中のすずらん贈り

 今年開駅100周年を迎えるJR厚床駅で14日、厚床中学校の生徒による「すずらん贈り」が行われた。列車の乗客に校区内に咲くスズランをプレゼントするもので、この日は1963年の初回に参加していた卒業生も駆け付け、生徒たちと共に花を配った。40年前にも花をもらったという乗客も偶然乗り合わせており、同校の伝統を感じさせる贈り日となった。

 厚床駅は1919(大正8)年11月25日に開駅。当時は根室本線の最東端駅、根室管内初の駅として開業。終点・根室駅の開業は、その2年後になる。根室管内を結ぶ標津線の分岐駅だったこともあり、60年代には年間20万人を超える人が利用していた。

 その駅のお膝元・厚床中学校(高橋昭校長、生徒数13人)は47年に開校し、63年には「すずらん贈り」を始めている。当時は花束にしていたが、今は一輪ずつ手渡している。

 厚床で飲食店を経営する岩田民子さん(68)は57年前の初回経験者。開駅100年に文字通り花を添えることになったが「こんなに続くとは思っていなかった。これからも頑張ってほしい」と後輩たちにエールを送った。

 この日のすずらん贈りには生徒11人、教諭8人が参加。JR根室駅の薄井冠一駅長が見守る中、午前11時50分、厚床駅に乗客15人が乗った釧路行きの「快速はなさき」が到着すると、子供たちは旅の無事を祈念する手作りのしおりとスズランを手渡した。

 東京在住で旅行中だという扇敬子さん(78)は「スズランが大好きなのでうれしい。生徒さんたちには家に植えると約束しました」と喜んでいた。高橋校長に「40年前にももらった」と伝える乗客もいるなど歴史を感じさせる場面も。  生徒会長の工藤悠稀さん(14)=3年=は「お客さんの笑顔を見られ、スズランも渡すことができて良い思い出になった」と話していた。

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