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紙飛行機 宇宙から地表へ MOMO4号機で放出 大樹IST

 大樹町内のベンチャー企業インターステラテクノロジズ(IST、稲川貴大社長)は、今夏の打ち上げを目指している観測ロケット「MOMO(モモ)」4号機に折り紙飛行機を搭載し、宇宙空間(高度100キロ以上)から飛ばして地表に帰還させる取り組みに挑戦する。ISTによると「世界初の試み」。4号機ではスポンサー企業の日本酒を燃料に混ぜることも決まっており、エンターテインメント性の高い商業ロケットとしてプロジェクトの成功を目指す。

 ISTは5月4日に打ち上げたMOMO3号機が最大高度113.4キロを計測、国内の民間ロケットとして初めて宇宙空間に到達した。後継機の4号機は全長約10メートルで、3号機から大きさの変更や大幅な改良点はない。

 宇宙から折り紙飛行機を飛ばす取り組みは、精密鋳造会社キャステム(広島)社長の戸田拓夫さんの発案。同社はISTが2023年の打ち上げを目指す人工衛星軌道投入ロケット「ZERO(ゼロ)」の開発を支える法人サポート組織「みんなのロケットパートナーズ」のメンバーで、戸田さんは折り紙飛行機の室内滞空時間でギネス世界記録を持っている。

 搭載する紙飛行機は全長約20センチで空中に放つと扇子状に広がる。紙の表面には特殊加工を施す。ロケットには3機搭載し、高度100キロ以上で放出、海上か陸上に落下させる。

 ISTによると紙飛行機は軽量のため、大気圏突入時はマッハ7以下になり、高熱で燃えることはない。ISTは紙飛行機放出用の装置を開発し、機体に内蔵する。

 戸田さんは「宇宙から紙飛行機を飛ばす長年の夢をぜひ実現したい」と意欲満々。稲川社長は「3号機で宇宙到達の目標を達成し、4号機では他の人の宇宙への夢をかなえたい。放出装置が成功すればモモの利用の可能性も広がる」と話している。

 ISTは4号機の打ち上げに向けて、インターネットで資金を募るクラウドファンディング(CF)を始めた。支援者の名前や企業名を紙飛行機に掲載する。

 CF運営会社「キャンプファイヤー」のサイトで受け付けている。金額は5000円から。目標額は2700万円。募集期間は7月10日まで。

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