体を知るスポーツ医学

女子スポーツ選手の「けがと身体作り」について語る青木さんと(右)と藤本院長=四ツ谷接骨院で
田原市出身で、春から日本女子プロ野球の育成チーム「レイア」に入団する青木悠華さん(18)が、豊川市にある四ツ谷接骨院主催の女子スポーツ選手支援講演会で「けがと身体作り」について話した。 医療面から女子選手をサポートしようと、藤本顕久院長が企画。同院に通い、野球やソフトボールなどをする小中学生と親、指導者らに参加を呼び掛けて開催した。 青木さんは、名古屋の至学館高校3年、硬式野球部の元主将。小柄ながら、昨年の女子プロ野球入団テストでは強肩と打撃センスを生かし、合格を果たした。 講演は青木さんと藤本院長の対談形式。高校時代はけがに悩まされ、思うようにプレーできなかった時期もあったという青木さんだが、体の復調を弾みにプロテストに挑んだという。 青木さんについて、藤本院長は、プロテストに合格した時期に計った筋肉量や脂肪量を点数化する体組成計の数値結果が100点代で、社会人野球レベルに並ぶほどだったことを紹介。 高校1年時では体脂肪率が11%で、男子高校野球選手の目標数値と同等だったが、最新スポーツ医学の見地からは「女性の場合、けがのリスクが非常に大きい」と指摘した。一方、合格時は体脂肪率が女子スポーツ選手にとって理想的な約20%前後だったと説明した。 青木さんは、身体的な成長に左右されないよう日頃から動くことや、自分なりの体型維持や筋力維持に努めていたが、藤本院長は女性ホルモンが運動選手としての身体に影響することを挙げ、「体脂肪のコントロールは難しいが、体脂肪に目を向けることが大切」と強調。体脂肪が運動的技術にも関係すると述べた。
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