まるで「なつぞら」 道東の農業高生「FFJの歌」合唱

「FFJの歌」を合唱する道東の農業高校の生徒たち
道東の農業高校生徒が参加する東北海道学校農業クラブ連盟のリーダー研修会が30、31の両日、帯広市内で開かれた。初日はNHK連続テレビ小説「なつぞら」関連の牧場でアイスクリーム作りを体験し、朝ドラで話題になった農業クラブの歌「FFJの歌」を披露した。
帯広農業、更別農業、士幌を含む道東8高校の農業クラブ生徒37人が参加。参加者はビート資料館やパン製造・販売の満寿屋商店麦音店も訪れ、交流を通して各校の強みを向上させる方法などを考えた。
30日午後は、酪農教育ファームを手掛ける広瀬牧場で研修した。牧場の前代表で、ジェラート販売のリバティヒル広瀬牧場ウエモンズハート代表の広瀬文彦さんは、なつぞらの酪農監修を務めている。広瀬さんは牧場の仕事や6次産業化の取り組みを説明し、「農業と向き合い、牛が何を望んでいるのか、よく観察して世話をしてあげることが大切」と話した。
参加者は牛舎を見学後、アイスクリーム作りに挑戦。牛乳や砂糖、生クリームなどを冷やしながらかき混ぜ、10分ほどで完成した。帯広農業高の男子生徒(2年)は「帯広だからこその体験ができ、うれしい。初めてのアイス作りは難しかったが、今まで食べた中で一番おいしい」と笑顔を見せた。
広瀬さんの希望もあり、最後に全員で「FFJの歌」を披露。FFJは、すべての農業高校生徒が参加する農業クラブ全国組織の略称で、象徴と言えるこの歌は70年近く歌い継がれている。朝ドラでは、ヒロインの広瀬すずさんも熱唱した。ウエモンズハート店舗前で突然始まった合唱に、来店客も興味を示した。
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