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樹勢の回復確認 ヤエヤマシタン診断 市教委文化財課

国の天然記念物である平久保のヤエヤマシタンの回復具合を診断する樹木医=29日午前、同所

 国指定の天然記念物で、樹勢の衰えが見られる平久保のヤエヤマシタン2本は、石垣市教育委員会文化財課が29日午前に行った調査、診断の結果、2本ともに若葉の茂りが確認され、昨年度以上の樹勢の回復が認められた。調査・診断は今年度の同保護増殖事業として行われた。

 市教委によると、同木は樹齢150~200年、現存する最古のヤエヤマシタンとされるが、タカサゴシロアリの被害などを受け、1本は枯死寸前にまで至っていた。このため、市教委が2017年度から同事業を実施。樹勢回復を目指し土壌改良や害虫防除を行っているほか、周辺の幼木100本余を管理している。

 ㈱トロピカル・グリーン設計が業務委託を受け、樋口純一郎調査課長と同課の徳森佑佳さんが診断。樹勢、樹形、枝葉の密度など14項目を評価し、両木とも、5段階評価の2番目「やや不良」まで回復が認められた。

 昨年度に引き続き、本年度も7、8月ごろに割竹挿入縦穴式土壌改良法を実施し、さらなる樹勢回復を試みる。木を中心として半径5㍍の円周上の土壌に、直径20~30㌢、深さ80㌢の穴を20カ所掘り、完熟した牛ふんを投入し、割竹を刺して地中に空気を通す。

 また、ヤエヤマシタン固有の害虫で夏ごろに活動が活発になるシタンヒメヨコバイを防除するため薬剤散布を8月ごろに予定している。

 樋口医師は「土壌改良や虫防除の効果が如実に表れている。特に枯死寸前だった樹については、復活するとは考えられなかった。樹木医としてもうれしい」と木の回復を喜んだ。

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