模擬投票で参加意識 駒ケ根市選管が駒ケ根工で出前講座

駒ケ根市選挙管理委員会は29日、高校生の投票行動を促す「選挙出前講座」を同市の駒ケ根工業高校で開いた。今年度選挙権を得られる年齢に達する3年生約120人が受講。選挙制度の説明を受けて模擬投票を体験し、選挙や政治への参加意識を養った。
4年前から毎年開く恒例の講座。授業では市の選管職員が「日本の人口比は50歳代以上が過半数を占め、若い世代の意見が政治に反映されにくい状況。皆さんが投票に行かないと、この傾向は強まる」と説明し、「候補者の政策は選挙公報や報道で知り、自分なりの判断力を身に付けて投票に行こう」と呼び掛けた。
生徒は、模擬県知事選挙の候補者3人が政策を論じる政見放送の映像を見た後、実際の紙質と同じ投票用紙に候補者の名前を書き、教室に用意した本物の投票箱へ投じた。同校電気科3年の東垣外翔琉(あずまがいとかける)さん(17)は「僕たちの意見を政治に反映するためにも今後投票には行きます」と話した。
市選挙管理委員の小松邦幸さん(77)は「実際の投票率は高校で学ぶ機会がある18歳よりも19歳以上20代の有権者の方が低い」とし、「こうした授業を通じ、若い時から選挙や政治に関心を持ってもらえたらうれしい」と述べた。
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