山ぶどうジュースやナイヤガラワインの購入を呼び掛ける学生
長野県南箕輪村の信州大学農学部構内の生産品販売所で28日、信大オリジナル品種のヤマブドウ「五一アムレンシス」を使った「山ぶどうジュース」、ブドウ「ナイアガラ」を原料にしたワインの販売が始まった。ブドウ栽培に携わった学生や技術専門職員らは「果実本来の味や香りが楽しめ、おいしく仕上がった」と出来栄えを喜んでいる。
使用した果実は昨年産。学生らが、構内のほ場で誘引や摘房などの作業をして育て、昨秋に収穫した。果実の平均糖度は例年より高く「上々の出来栄え」。良質な果実を選び抜き、それぞれの委託加工先に仕込んでもらい、半年間近く熟成させた。ジュースは「味が濃厚で甘く」、ワインは「やや甘口で香り豊か」に仕上がったという。
ワインは720ミリリットル入りのフルボトルが1500円(税込み価格)、ジュースは500ミリリットル入り瓶が1000円(同)。信大が今年で創立70周年を迎えることを記念し、ワインセット(山ぶどう・ナイアガラ)、山ぶどう関連セット(ワイン・ジュース)を各70セット作成し販売する。
問い合わせは同学部付属施設(電話0265・77・1318)へ。
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