プロ野球ウエスタンリーグの中日ドラゴンズ対阪神タイガース戦が２６日、蒲郡市の蒲郡球場で行われた。中日ドラフト１位の根尾昴内野手や、県立豊橋東高出身の藤井淳志外野手が出場。両選手に快音がなくドラゴンズは０－２で敗戦したが、満員となったスタンドからは熱い声援が送られた。 　蒲郡で行われるウエスタンリーグ戦は今年で40回目。根尾選手が出場する可能性が高いとあり、前売り券３５００枚は初めて完売し、観戦者数も４４１２人だった。主催した実行委員会によると「当日券を買い求める人や早めに入場したい人たちで試合開始３時間前から列ができていた」という。 　試合は阪神の継投の前に中日が４安打に抑えられて敗戦。藤井選手は３番レフト、根尾選手は７番ショートで先発したが、ともに凡打や三振などに抑えられた。 　スタンドには根尾選手や藤井選手のレプリカユニホーム姿のファンもおり、打席や守備位置に就いたりした場面で声援が飛び交った。 　試合前には市内少年野球チーム東部ツインズの小学６年鈴木朱音さん（11）が始球式に参加。「キャッチャーめがけて一生懸命に投げました」と振り返った。