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紀伊民報社

海洋ごみに関心持って 神島で清掃、調査

集めたごみを分別し、数えていく参加者(田辺湾の神島で)

 和歌山県田辺市の田辺湾にある国の天然記念物「神島」で、ごみを集めて内容を調べる企画が16日にあり、参加者が約2時間の活動で100キロ超のごみを集めた。プラスチックが多く、主催したアウトドアショップの代表は「ほとんどは他から流れてきた物。今回の活動を、日々の暮らしを見つめ直すきっかけにしてほしい」と呼び掛けた。

 海洋ごみはいま、世界的に注目されている。潮流に乗った先の「終着地」として「太平洋ごみベルト地帯」と呼ばれる海域もあり、その面積は日本の国土の4倍ともいわれている。また、海を漂う間に砕かれてできる微粒子サイズのマイクロプラスチックは回収が難しい。日本が議長国を務める6月の20カ国・地域(G20)首脳会合では、政府は海洋プラスチックごみ問題を提起する方針。
 神島での企画は「アイランドストリーム」(湯浅町)が主催。神島での活動は2009年以降、定期的に開いている。シーカヤック事業を展開する「アースメイト」(田辺市新庄町)が共催した。
 神島は原則、上陸が禁止されているが、市教育委員会が許可を出した。参加者は約30人で、田辺市新庄町からシーカヤックで往復した。
 参加者は3人一組で浜を歩き、漂着したごみを集めた。世界共通のデータカードを使い、「硬質プラスチック」「飲料用ペットボトル」「レジ袋」「漁網」など計45品目に分類。それぞれ何個あったかも数えた。
 集めたごみは116・4キロになった。有給休暇を取って参加したという浜松市、団体職員の杉山大さん(40)は「一見するとごみは少ないが、プラごみが多かった。自分も簡単に捨てないようにしないとと思った」と話した。
 まとめたデータは、海洋ごみ問題に関する活動をしている一般社団法人「JEAN」(東京都)に提供する。アイランドストリームの平田毅代表(49)によると、ごみを回収するだけでなく、どこに、どんな物が、どのくらいあったのかを分析することで、出どころの対策にもつなげられるという。平田さんは「大量生産、大量消費、そして廃棄という『当たり前』を考え直す必要がある」と力を込める。
 アースメイトの大島克也代表(47)は、貴重な森がある神島での活動に意義があると考える。「地元の人が神島により誇りを持つためにも、シーカヤックを定着させたい。ダイレクトに自然を感じることで、ごみへの関心も高まるはず」と話した。

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