十勝チーズを地図で網羅 シティデザイン

「優しいタッチのイラストマップに仕上がっている。見ながら十勝を巡ってほしい」と話す坂口社長
チーズ産地の十勝をPRしようと、十勝シティデザイン(帯広、坂口琴美社長)などは、管内チーズ製造所の情報を一堂に集めたイラストマップ「十勝チーズの道」を製作した。坂口社長は「観光とともに、チーズのおいしさや魅力を伝えたい」と話している。
マップは縦33センチ横43センチ、八つ折りにして携帯できる。両面印刷で片面に地図、もう一方に住所、電話番号、営業時間などの情報を掲載している。
稼働している工房などの9割に当たる29施設を網羅、よつ葉乳業など大手乳業メーカー、帯広畜産大・畜大チーズ部も紹介している。見学可能な施設は赤字にするなど見やすさにも配慮した。
製作に当たっては、横浜でチーズ専門サロンを主宰する村松綾子さんなどと製作委員会を立ち上げた。デザインはチームヤムヤム(中札内)が担当。6万部製作し、飲食店や観光施設などで配布を進めている。
道によると道内にはチーズ生産施設が約150カ所あり、うち3割は十勝に。坂口社長は「十勝のチーズは品質が高い。大小問わず多くの工房が十勝にある事実を多くの人に伝えたい」とする。
事業費の一部は道の助成を受けた。同委員会では「チーズの道」推進に向けマップを更新、チーズ工房を示す共通のサイン看板の創設を目指している。
協賛者(1口3000円からで、マップ100部まで無料)を募集しており、問い合わせは専用Eメール(tokachicheeseroad@gmail.com)か、ホテルヌプカ(0155・20・2600)へ。
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