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宇部日報社

宇部市教委がいじめ相談アプリを導入

ネットいじめの対応を話し合う生徒(常盤中で)

 インターネットを使った交流サイト(SNS)上のいじめが問題となる中、宇部市教育委員会は県内で初めて、匿名で報告や相談ができるアプリ「STOPit(ストップイット)」を導入した。対象は公立中の全1年生1201人。13日の常盤中を皮切りに、2週間かけて全12校でSOSの出し方や脱傍観者教育も行う。    市教委では年2回、持ち帰り式のいじめアンケートを実施。その中で、いじめを受けたとする中学生のうち13・1%が「誰にも相談しなかった」と答え、相談体制の強化が迫られていた。    同アプリを使えば、いじめを見つけた子どもや、いじめに苦しんでいる子どもが、いつでもどこでも報告・相談でき、担当者とのチャットも可能。いじめの早期発見と情報共有、組織的な対応、加えて抑止効果も期待される。    常盤中(田原暢也校長)には、同アプリを提供するストップイットジャパンの谷山大三郎社長ら2人が来校。1年生4クラス(計137人)で、それぞれ啓発授業を行った。ネットいじめの映像を見て自分がどう行動するか2択する内容で、3組では悪口をやめるよう「書き込む」を選択した生徒が27人(82%)に上り「取り返しがつかないことになりそう」などと理由を語った。何も書き込まないを選んだ生徒は「自分もいじめられるかもしれないから」と説明した。    最後に講師が、いじめられている子を心配する人が多いクラスであれば、その雰囲気でいじめがエスカレートするのを食い止める確率が高まる。自分が悩んだり、友達が苦しんだりするいじめやトラブルを、先生、保護者、友達に話しづらければ、電話、メール、アプリでも24時間相談が可能と伝えた。同アプリは子ども専用で、学校で配布されるアクセスコードを入力して利用。報告や相談は直接、教育委員会に届く。    大谷隼也(としや)君は「生徒だけでうまく解決できない場合は、先生に相談した方がいい。映像のケースでは、いじめられた本人も行動を改める必要性があると感じた。さまざまな相談環境があると分かったので、万が一のときには活用したい」と話していた。

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