「MOMO」成功に大樹町活気 グッズ人気

道の駅コスモール大樹に並ぶMOMOグッズ。Tシャツの人気が高い
大樹町内のベンチャー企業インターステラテクノロジズ(IST、稲川貴大社長)による観測ロケット「MOMO(モモ)」3号機の打ち上げが成功し、道の駅コスモール大樹ではモモのグッズが人気が集めている。このほか、町が行っているふるさと納税制度を活用したクラウドファンディング(CF)でも、ISTへの支援額が打ち上げ成功後に急増するなど反響がある。
同道の駅では3号機にちなんだ商品として、黒とオレンジの2種類をそろえたTシャツ(2000円)やミッションマークのステッカー、シール(ともに400円)を販売。このほか、初号機、2号機のグッズ、宇宙食などの宇宙関連商品も扱っている。
道の駅を運営する町商工会(三浦祥嗣会長)によると、打ち上げが成功した4日には、IST関連商品の売上額が1日当たりの過去最高となる約13万円(90点)を記録した。
当初打ち上げを予定していた4月30日は約6万円分(40点)が売れたほか、特産品を含めた全体の売上額では1日当たりの過去最高を達成。ゴールデンウイーク期間の全体の売上額も過去最高だった昨年同時期の約1.3倍に達した。
道の駅を担当する佐藤公亮主事は「打ち上げの延期が続き、観覧に訪れた人にとっては残念だったが、ロケット目当ての来町者が継続したことで経済効果は大きかった」と“モモ特需”を喜ぶ。
一方、町が4月11日から行っているISTを支援するCFも関心が高まっている。
打ち上げ前日の3日時点の寄付額は18人による36万円だったが、8日現在では42人から101万5000円が寄せられ、人数、金額ともに一気に増えた。
町企画商工課は「宇宙に到達したことで注目度が高まり、町としても喜ばしい。応援の呼び掛けがしやすく、さらに支援が集まるのでは」と期待を寄せている。
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