観光パンフレットを手渡した歓迎行事＝３日、新千歳空港

　韓国の格安航空会社（ＬＣＣ）の済州（チェジュ）航空は３日、新千歳―韓国・釜山線に初就航した。同社の新千歳発着路線では仁川線に次ぐ２路線目となり、週７往復の運航。同国で旺盛なＬＣＣによる海外旅行需要に応える。

　使用機材は１８９席を備えるボーイング７３７―８００型機。韓国第二の都市と新千歳を結ぶ同路線は今後、大手を含む４社が競う。運賃は片道約４０００円から。曜日で異なるが、午後１時５分～同３５分に新千歳へ到着し、同４時ごろに新千歳を出発する。 　新千歳着の第１便には１２４人が搭乗。北海道や苫小牧市の職員が圏域の観光パンフレット詰め合わせを手渡して歓迎した。

　同社は８月に新千歳―韓国・務安線にも参入し、週４往復で運航を始める計画。札幌支店の田宇鎭支店長は「ＬＣＣとして他社より安い運賃で座席を提供し、多くの方の旅行に選んでいただきたい」としている。