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新たな神司に青木さん 神開き 18年間不在の潤水嶽

18年間不在が続いたという石垣市大浜の潤水嶽の神司に就任した青木美穂さん=1日午前、同御嶽

 神司の不在が約18年間続いていたという石垣市大浜の御嶽「潤水嶽(うるみじぃおん)」で1日午前、神司の就任を認める儀式「神開き(かんびらき)」が行われ、青木美穂さん(47)=川崎市在住=が新たな神司となった。青木さんは今後、豊年祭の時期は大浜に戻り、同御嶽で神事をつかさどる。

 同御嶽は大浜村の水元の神が祭られており、豊年祭では氏子が集まり祈りをささげる。青木さんは、代々神司を務める大島家の故・大島正光さんと妻の忠枝さん(75)の次女。御嶽の関係者によると、先代神司は青木さんの叔母である故・黒石絹子さんが務め、黒石さんが亡くなった後、約18年間神司の不在が続いていた。

 神開きは午前9時半ごろ、同御嶽の拝殿で始まり、真乙姥嶽の第17代神司だった前里慶子さん(75)が進行役を務めた。清めのわらを添えた海の幸や山の幸、塩、酒などを神へお供えし、青木さんを紹介する祈りをささげ、青木さんへ神司の証しであるかんざし「ジーファー」を差し、白い羽織「チョーキン」を着せた。

 青木さんによると、12年前、手足に原因不明のあかぎれが表れたという。複数の病院で診察を受けたが治らず、神司の先輩である前里さんに「神様のお告げである」と言われたことをきっかけに、神司の継承を決意。「まだ子どもが小さいので、15年後に就任する」と神と約束したが、後継者不足の深刻さなどから3年ほど前倒しして神開きを行った。

 神司の衣装に身を包んだ青木さんは「まだ7歳、4歳の子どもがいるので、頻繁に石垣に戻ることはできないが、大浜村の繁栄、繁盛、発展、豊年満作、地域の方々の健康と幸せをもたらせるよう、神様に仕える決意をした」と敬虔(けいけん)な面持ちで祈りをささげ、神開きを見守った地域住民は新たな神司誕生を祝福した。

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