
竜宮丸から降りてくる観光客ら。下船後は記念撮影などをして引退を惜しんでいた
諏訪湖観光汽船(諏訪市)は5月6日までの大型連休に合わせて、「竜宮丸引退記念第一弾 『ありがとう竜宮丸』大感謝祭」と題し、遊覧船の記念運航を同市湖岸通りのロイヤル桟橋を発着点に行っている。28日の諏訪地方は晴天に恵まれ、来年3月末で引退する遊覧船「竜宮丸」(定員150人、77トン)に多くの観光客らが乗船し、青空の下、湖上からの眺めを満喫していた。
同社は竜宮丸と共に「すわん」(定員180人、99)の2隻体制で諏訪湖の遊覧船事業を展開する。竜宮丸は1976年から運航を開始し、かわいらしい亀の形が人気を集めてきた。
記念運航では竜宮丸の船首に「さよなら竜宮丸」と書かれたマークが取り付けられ、湖上を優雅に進んだ。桟橋では竜宮丸と一緒に記念写真する乗客の姿も見られ、引退を惜しんでいた。
またこの日から、「すわん」で「いちご食べ放題企画」が始まった。同企画は今後、29日、5月3~6日にそれぞれ実施するという。
群馬県高崎市の黒河伸二さん(42)は「竜宮丸は特徴的な形で多くの人から愛されそう。引退するまで元気に運航してほしい」と話していた。諏訪湖観光汽船の黒澤幹雄副部長(55)は「昨日は強風で遊覧船は運休してしまったが、今日は一転遊覧船日和になった。これからの大型連休は多くの方にご乗船いただき楽しんでもらえれば」と期待していた。
問い合わせは諏訪湖観光汽船(電話0266・52・0739)へ。
関連記事
平松食品御津工場で「ハゼの甘露煮」づくり佳境
おせち料理に使われる「ハゼの甘露煮」づくりが、豊川市御津町の「平松食品」御津工場で最盛期を迎えた。 味の決め手は秘伝のタレ 先月から作業が始まった。三河産と中国産のハゼのはらわたを取...
豊川稲荷で「すす払い」始まる
豊川稲荷で5日、年末恒例の「すす払い」が始まった。今月中旬頃まで続き、本殿をはじめ境内各所の建物などを清めて迎春準備を整える。 初日は僧侶や職員ら約50人が早朝から作業。建物内の置物を外に...
福かき寄せ商売繁盛 豊橋の西光寺で「三河酉の市」
年末の風物詩「三河酉の市2023」が1日、豊橋市大手町の西光寺で始まった。商売繁盛や家内安全を願い、多くの人が訪れた。主催は三河酉の市奉賛会。4年ぶりの完全開催となった。 1909年、浅...
外国人向け”ディープな諏訪”体験プレミアムツアー 岡谷市の御諏訪太鼓興業が..
長野県岡谷市神明町の御諏訪太鼓興業は、諏訪の歴史・文化を体験する外国人向けプレミアム旅行ツアー商品を開発し、国内外で利用できる旅行サイト「Attractive JAPAN(アトラクティブ ジャ...