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荘内日報社

国宝羽黒山五重塔 特別拝観始まる

 鶴岡市の羽黒山中にたたずむ国宝羽黒山五重塔の特別拝観が大型連休初日の27日から始まった。昨年に引き続き行われ、明治以降では初の一般公開。初日から県内外から大勢の観光客が訪れ、「秘中の秘」とされる内部を拝観していた。11月30日(土)まで行われる。

 出羽三山神社の羽黒山三神合祭殿再建200年事業、今秋に本番を迎える新潟県・庄内エリアデスティネーションキャンペーン(DC)事業として実施。羽黒山五重塔は高さ29・4メートル、三間五層の素木造り、こけらぶき屋根。五重塔として東北唯一の国宝(1966年指定)。

 特別拝観は1階と2階部分を公開。須弥壇(しゅみだん)に祭られた大国主命を参拝でき、平安時代の書家・小野道風の筆とされる額など貴重な史料が解説文とともに展示。2階は心柱を中心とした建築構造などが見学できる。今年は新たに五重塔参道に雨よけの通路、随神門に御朱印所を兼ねた仮設案内所なども設け環境を整えた。

 大型連休初日のこの日は、朝から冷たい雨が降る肌寒い天候となった。神奈川県相模原市から家族4人で訪れた松尾哲平さん(38)は「特別拝観のことを知り、旅行先に山形を選んだ。国宝の五重塔の歴史を感じることができ貴重な体験をした。山寺や蔵王も巡る予定」と話していた。昨年の大型連休前半は天候にも恵まれて1日平均1200―1300人が五重塔を拝観したという。

 五重塔特別拝観料は500円。羽黒山頂で同時公開される羽黒山三所大権現の秘仏の拝観料は300円。共通券700円。午前8時半から午後4時半まで。

大型連休に合わせて国宝羽黒山五重塔の特別拝観が始まった=27日

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