温州ミカン3年連続で高値 味の良さも評価

出荷に向けて選別される早生温州ミカン(昨年12月、田辺市下三栖で)
JA紀南を通じて出荷する2018年度産の温州ミカンの市場価格は、比較的高値だった。中でも販売に力を入れる「木熟みかん」が好調だった。全国的に収穫量が減っているのが要因とされ、栽培農家らは「価格は3年間続いて安定している。味も評価してくれているのでは」と喜んでいる。
JA紀南販売課によると、温州ミカン全体の1キロ当たりの市場平均価格は247円。過去10年間でみると、最高値だった17年度より38円安かったが、16年度の252円に続き、3番目に高かった。
とりわけ、木になったまま熟した糖度の高い「木熟みかん」は318円で、17年度の389円には及ばなかったものの、16年度の298円を超えた。
価格は収穫量が影響するが、ここ3年間は安定しており、同課は「全国的にミカンの栽培が減っている上、味の良さが認知されてきたのではと思う。今後、12月からの木熟みかんの確保がより一層できればと思う」と話す。
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