山口の名物に「ロケ弁」開発

弁当を手に笑顔を見せる鈴木専務理事(右、菜香亭で)
映画やテレビの撮影誘致などを手掛ける山口市フィルムコミッション(大庭達敏会長)と、湯田温泉の活性化を目指す女性を中心としたグループゆだもり(宮川好世会長)は、県内の食材をふんだんに使ったロケ弁を共同開発した。 山口市天花1丁目の菜香亭で24日、お披露目会が開かれ、関係者に初めて振る舞われた。 無角和牛ステーキや長州どりと美東ごぼうのチキンチキンごぼうなど食べ応えのある「ばく弁」と、夏みかんなど季節の果物を使ったデザート付きで無角和牛のハンバーグがメインの「ぶち弁」の2種類がある。 包装紙は蛇腹状に折りたたまれており、広げるとランチョンマットにもなる。生産者がイラスト付きで紹介されており、実際の食材と見比べながら楽しめるようになっている。さらにQRコードを読み取ると、ゆだもりが制作した県内のおすすめスポットを紹介する動画が流れる。 フィルムコミッションが、ロケ地の魅力づくりとして発案。ゆだもりにも呼び掛け、昨年9月から企画・開発を進めてきた。開発の中心となった弁当、総菜などを手掛けるキシモト(湯田温泉1丁目)の澄川香織さんは「県の観光資源と素晴らしい農産物をアピールできれば」と思いを語った。 フィルムコミッションの鈴木克彦専務理事は「テレビ、映画関係者などを対象とした商談会でPRしていきたい。弁当の種類も増やしていければ」と話した。 価格は税込みで、ばく弁が1500円、ぶち弁が1200円。
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