花園のゴールポスト 聖地から上富田に

寄贈された花園ラグビー場のゴールポストの前で握手を交わす野田義和東大阪市長(左)と奥田誠上富田町長=26日、上富田スポーツセンターで
和歌山県上富田町に、ラグビーの聖地・花園ラグビー場(大阪府東大阪市)で29年間使用されたゴールポストが東大阪市から寄贈された。26日、同町朝来の上富田スポーツセンターで贈呈式があり、これまでより5メートル高い13メートルのゴールが同施設の球技場に立った。 東大阪市は2019年秋のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会に向け、会場になる花園ラグビー場の改修工事をしている。ゴールポストも国際基準の17メートルに立て替えることになり、1989年から全国高校ラグビー大会などで使われたゴールポストを、W杯の公認キャンプ地に立候補している上富田町に贈った。 上富田スポーツセンターの球技場で使っていたゴールポストは高さ8メートル。高い方がボールを蹴る選手が狙いやすく、ゴールの判定もしやすくなる。 贈呈式は、上富田スポーツセンターで全国から36高校のラグビー部員約800人が参加して28日まで開かれている「第5回紀州口熊野ラグビーフェスタ」(セカンドラウンド)に合わせて開いた。 選手たちを前に東大阪市の野田義和市長は「花園の歴史、頑張ってきた選手たちの汗、涙、喜びの声を感じ取ってもらえたら。皆さんが上富田でレベルアップし、花園でプレーすることを楽しみにしている」と呼び掛けた。上富田町の奥田誠町長は「W杯の公認キャンプ誘致に向けて大きな励みになる。上富田でキャンプしたチームが花園で活躍してほしい」と述べた。 贈呈式ではこのほか、元ラグビー日本代表選手の大西将太郎さんが新しいゴールポストにキックした。地元のシンガー・ソングライター古家学さんは、上富田スポーツセンターで流されている自身の曲「その一瞬に」を歌った。上富田で合宿したことがある高校生にとってはなじみのある曲で、本人の熱唱に会場は盛り上がった。
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