椹野川に宮野地区の児童らがアユ放流
稚アユを放流する子どもたち(椹野川の涼橋付近で)
山口市宮野地区の小学生ら約210人が20日、椹野川に架かる4カ所の橋の下でアユの稚魚約5000匹を放流した。 宮野上の涼橋では、約20人の子どもたちが体長7~8㌢、約8㌘まで育った稚アユの入ったバケツをゆっくりと川に浸し、上流へと泳いでいく姿を見守った。岸に残っている稚アユを手で優しく誘導する子もいた。 放流前に行われたセレモニーでは、宮野の川をきれいにする会の今谷憲一会長が「アユがみんなと同じくらい元気でいられるように、川をきれいにしよう」と、子どもたちに河川愛護への協力を呼び掛けた。アユを提供した椹野川漁業協同組合の横部政明組合長も「学校の行き帰りに川を眺めて、アユたちの成長を見守って」と話した。 宮野小6年でホタル委員会の福田恵太君は「アユが元気に育ってほしい。川をきれいにするために、ごみを捨てないよう気を付けたい」と話した。 横部組合長によると、放流したアユは、アユ釣りが解禁される6月1日ごろには、体長15~20㌢に育つという。今年は同水系で約30万匹の稚アユを放流する予定となっている。
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