御津町で広幡祭りといか祭り
豊川市御津町で20、21日、伝統の春祭りが華やかに開かれた。 町中心部の西方地区では広幡神社祭礼が開催。子ども神輿(みこし)や山車の囃子(はやし)などの行列が町内を練り歩き、若者が鐘や太鼓を鳴らして音頭を取った。JAひまわり御津支店前やJR愛知御津駅前では総踊りが開かれ、子どもから大人までが楽しんだ。
今年も女性だけによる囃子を最高齢の石川藤子さん(90)がまとめ、30年以上も弾く三味線を奏でた。「子どもたちが多いのが何より。若い人で盛り上げてほしい」と笑顔を見せた。実行委員の山口育也さん(40)も「平成最後の祭りがいい天気の下でできて良かった」と話した。
また、広石地区では御津神社いか祭りが開かれた。昔、イカ漁業で栄えた漁業の安全祈願とイカを供養するための祭事で、神前には生のイカや、イカの形をしたパンが供えられた。21日の神輿渡御では、イカの木彫りが飾られた神輿を法被姿の小中高生の女の子たちが担いで行列を先導。赤い天狗の顔をした猿田彦や、白衣姿の厄男らが境内を出発し、地区内を歩いた。和太鼓育成会「御津童(みとっこ)」も迫力の太鼓演奏で花を添えた。
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