田辺祭の準備始まる 闘雞神社で御田祭

馬役に引かれ、街中を練る馬(15日、田辺市東陽で)
和歌山県田辺市東陽の闘雞神社(長澤好晃宮司)で15日、田辺祭の準備始めとされる御田祭が営まれた。総代らが馬を連れ、市街地を練った。
同神社の祖神である熊野本宮大社(田辺市本宮町)の渡御祭と同じ日に営まれており、田辺祭に向けた神のみそぎの儀式。
馬は上屋敷、中屋敷町、下屋敷町、今福町、新屋敷町の5地区が当番で出しており、今年は新屋敷町。馬の背には、わらで編んだ神座(かみくら)を着けた。
本殿で出発の神事があり、総代や新屋敷町町内会の役員が参列。この後、馬1頭を引きながら神社を出発。江川漁港内の稲荷神社、近くの浦安神社と、田辺祭で笠鉾(かさほこ)が巡行する順路で参拝し、闘雞神社に戻って本殿で神事を営んだ。
馬が練り歩く様子を住民らも見守った。市のボランティアガイド小林勢都子さん(73)は「田辺祭は馬に始まり馬に終わるといわれるので、一度見に来ようと思った。案内する時詳しく説明できるよう勉強しておきたい」と話した。
関連記事
地区金賞にJAにいかっぷ 胆振、日高管内9農協 ゆめぴりかコンテスト
胆振・日高で生産された米「ゆめぴりか」の品質を審査するコンテストが11日、苫小牧市の日胆農業会館で開かれた。胆振、日高管内の9農業協同組合が出品し、全道コンテスト(19日、札幌市)の代表となる地...
「旅と日々」凱旋 庄内ロケ語る スイス・ロカルノ国際映画祭金豹賞 三宅監督「..
庄内地方で撮影された映画「旅と日々」の三宅唄監督のトークイベントが8日、三川町のイオンシネマ三川で行われた。今年8月、スイスのロカルノ国際映画祭で、日本人監督としては18年ぶりに最高賞の「金豹(ひょ...
羽黒小でスクールバスの対応訓練 登下校中に大地震 運転手さんと連携
スクールバスで下校している時に大地震が発生したことを想定した訓練が11日、鶴岡市の羽黒小学校(八渡宗一郎校長、児童173人)で行われた。 羽黒小は全体の6割の児童が計5台(5コース)のスクールバスで...
豊西牛がセブン弁当に 通年商品で初採用 帯広・トヨニシファーム
肉牛の生産・加工販売のトヨニシファーム(帯広市)のブランド牛「豊西牛」が、コンビニ大手セブン-イレブン・ジャパン(東京都)の定番商品に採用された。「熟成だれの豊西牛カルビ弁当」として、10月下旬...

