中学校生活のスタートに座禅
座禅を組む生徒たち(宗隣寺で)
宇部フロンティア大付属中(藤部秀則校長)の1年生40人が11日、小串の宗隣寺で座禅を体験した。山中原浩住職の指導の下、本堂の張り詰めた空気の中で精神を集中し、充実した中学校生活を送れるよう、気持ちを新たにした。 新造節三初代校長が少年時代を同寺で過ごした縁で、2011年度から続けている行事。入学から間もない時期に座禅の場を設けることで、日々向上心を持ち、心身ともにたくましく成長してほしいという願いが込められている。 学校から約1時間をかけ、歩いて訪れた生徒たちは、山中住職から座禅の形を学び、「息をゆっくりと長く吐くことに集中して」などと助言を受けた。心を整える「調心」、静かに自分の息を数える修養方法の「数息観」という言葉も学んだ。 座禅が始まると、山中祐生副住職が警策を手にして生徒たちの間を回り、姿勢が悪い生徒の背中や腰に当てた。休憩中には「座禅は心身をリラックスさせるもの。正しい姿勢と正しい呼吸で正しい心の置き場所を探して」と語り掛けていた。 昼食は自分たちで作ってきたおにぎり。午後からは境内の掃除にも励んだ。渡邉航太君は「足が痛くてきつかったけど、気持ちが入れ替わったよう。中学校ではサッカー部に入って、勉強と両立できるよう頑張りたい」と話していた。
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