宇部市がスペイン・カステジョ市と姉妹提携調印
宇部市とスペインのカステジョ市(以下カ市)の姉妹都市提携調印式は4日、記念会館で行われた。宇部市が海外の都市と姉妹・友好都市を結ぶのは3都市目。久保田后子市長とアンパロ・マルコ市長が締結書を交換した。同会館前の広場では、約300人の市民がカ市訪問団を出迎え、祝福ムードに包まれた。 文化やスポーツ、教育の交流促進、UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)のグローバル展開などによる両市の発展が目的。経済交流は、小野産の茶やカ市の特産物であるオリーブなど、農産品や工業製品の輸出入を目指す。 同会館2階で開かれた式には、地元議員や経済団体、昨年7月にカ市を訪問した市民など関係者46人が出席。ホルヘ・トレド駐日大使の立ち会いの下、両市長が提携書に署名した。 久保田市長は「6年もの長い交流を積み重ね、この日を迎えることができた。距離は遠いけれど、友情という懸け橋ができ、さまざまな交流を本格的に進めていく。両市の発展、市民の幸福と喜びにつなげていきたい」とあいさつ。マルコ市長は「両市は多くの共通点を持ち、希望と夢のある将来に向かって共に歩んでいける。他の都市が目指すモデルとなれることを確信しており、素晴らしい未来のために発展していこう」と呼び掛けた。 式の直前には、同会館前で11人のカ市訪問団のパレードがあり、園児をはじめ多くの市民が両市の小旗を振って歓迎。式のために有志で特別編成された楽団「宇部インスパイアーズ」が、両市の歌を演奏し、宇部太鼓との共演で和洋ジャズも奏でた。広場の一角には、提携を記念して、高さ2・5㍍のオリーブの木が植樹された。 夜には、ANAクラウンプラザホテル宇部で祝賀会が開かれ、市内の政財界などから102人が参加し、カ市訪問団とさっそく懇談した。 両市の交流は2013年5月、カ市の前市長が、同市内にある宇部興産の子会社、ウベ・コーポレーション・ヨーロッパ(UCE)を通じて、久保田市長宛てに親書を送ったことからスタート。文化や教育などで徐々に友好を深め、昨年7月には久保田市長が初めてカ市を訪ねて、マルコ市長と将来の提携に向けた姉妹都市締結誓約書を交わした。 カ市はスペイン南東部の港町。人口は約18万人で、バレンシア州第4の都市。主な産業は、セラミックや化学などの工業と農業。市内の各所に野外彫刻を展示している。
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