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荘内日報社

松ケ岡開墾記念館展示リニューアル

 旧庄内藩士が刀を鍬に替えて開拓した歴史を後世に―。鶴岡市羽黒町の国指定史跡・松ケ岡開墾場の「松ケ岡開墾記念館」の展示改装が終了し、6日(土)にオープンする。開墾の歴史や現代まで続くシルク産業の歩みを伝えるパネルを一新し、新たにプロジェクションマッピングなどの映像資料を加えて日本遺産「サムライゆかりのシルク 日本近代化の原風景に出会うまち鶴岡へ」のストーリーや魅力を分かりやすく伝えている。3日に地域住民らを招いた内覧会が行われた。

 鶴岡「サムライゆかりのシルク」推進協議会(会長・皆川治鶴岡市長)が文化庁の日本遺産魅力発信推進事業を活用し、昨年12月から改装を行っていた。日本遺産「サムライゆかりのシルク」の構成文化財でもある1番蚕室の建物の歴史的雰囲気はそのままに、展示内容を拡充。総事業費は1347万円。

 開墾士と西郷隆盛の関わりや開墾に携わった人々の心構えをまとめた「松ケ岡開墾場綱領」など、一新した約50点のパネル資料について、監修した致道博物館の本間豊学芸部長は「漢文主体の当時の資料を分かりやすい文章で解説し、若い人たちにも理解を深めてもらえるようにした」と説明。養蚕関連の当時の道具とともに、絹織物の工程や養蚕の様子なども紹介している。

リニューアルした1番蚕室1階の松ケ岡開墾記念館を内覧

 新設したジオラマ・プロジェクションマッピングや、数人が座って鑑賞できるミニシアター、開墾の様子を描いた画帖「凌霜帖(りょうそうちょう)」のタッチパネルの映像資料も分かりやすさを重視。このうちジオラマ・プロジェクションマッピング「刀を鍬に替えて―松ケ岡開墾から蚕室建設まで」(上映6分)では、開墾場と周辺の月山、庄内平野の位置関係や、10番蚕室まであった当時の様子を立体的な映像で伝えている。

新設したジオラマ・プロジェクションマッピング。来館者に分かりやすく楽しんでもらえるように、映像資料も充実させた

 大型連休までには英語版音声ガイドを導入し、インバウンド客にも対応していくという。入館料は大人450円、学生350円、小中学生150円。月曜日定休。

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