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荘内日報社

善寳寺五百羅漢堂 特別拝観始まる

 鶴岡市下川の龍澤山・善寳寺(五十嵐卓三住職)で1日、東北芸術工科大の協力で修復が進む五百羅漢堂の特別拝観が始まった。北前船の栄華を伝える文化遺産を一目見ようと、参拝者が足を運んでいる。

 五百羅漢堂は北前船で財を成した商人の寄進で1855年に建立。羅漢像など531体が安置されており、かつては故人の面影を500体余りの木像の中に見いだして手を合わせたとされる。木像の老朽化が進んでいることから、2016年度からは東北芸工大の協力で修復作業が行われている。これまでに28体の修復を終え、19年度分として20体を修復する計画。

 30、31の両日には同大の柿田善則教授や芸術学部文化財保存修復学科の学生ら13人が寺を訪問、18年度分で修復を終えた16体を五百羅漢堂へ戻し、19年度修復分の搬出作業を行った。

 4月19日からは、持物(じぶつ)の入れ替わりの再確認や作者の解明を目的とし、須弥壇(しゅみだん)の釈迦如来など合わせて約60体の専門家によるエックス線などによる光学調査なども実施予定。柿田教授は「この1、2年で新しい事実が多く出てくるだろう」と期待を込めた。

 特別拝観初日の1日は、参拝客や観光客が訪問。修復を終えて風格を取り戻した像をじっくりと鑑賞していた。酒田市から家族で訪れた沼澤梢さん(41)は「祖父の代まで漁業をしていたことから、何度もお参りに来ている。貴重なものを拝観できてありがたく思う」と手を合わせた。

 本年度の特別拝観は、本年度第1回として今回、1日から6月30日(日)まで。その後第2回として9月14日(土)から11月24日(日)まで開催する。

 拝観料500円で本堂や龍王殿、慈照殿も併せて拝観できる。問い合わせは善寳寺=電0235(33)3303=へ。

善寳寺の五百羅漢堂の特別拝観が始まった=1日(左)新年度修復分の羅漢像を搬出する東北芸工大関係者=31日午前

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