「さようなら」「ありがとう」 別れの季節、岸壁にテープ舞う 奄美大島、名瀬新港

紙テープを手に、島を離れる船上の恩師や同僚らに手を振る人たち=28日午後9時50分ごろ、奄美市の名瀬新港
別れの季節。奄美各地の港や空港は転勤や進学などで島を離れる人と見送る人たちで連日あふれている。28日夜、鹿児島県奄美市の名瀬新港では校歌を斉唱したり、声を掛け合ったりする輪がそこここに広がった。
名瀬の金久中学校教頭から県体育協会事業課長に異動する川畑哲也さん(53)は「奄美での勤務は思い出に残るものが多かった。保護者や生徒、職員らに感謝の気持ちでいっぱい。新天地でも頑張りたい」と話し、船に乗り込んだ。
午後9時50分ごろ、ボーディングブリッジ(可動式搭乗橋)が外された。フェリーがゆっくり離れていくと紙テープが宙を舞い、岸壁と船の間を「さようなら」「ありがとう」「元気でね」の声が飛び交った。
フェリー会社などによると、名瀬新港は31日まで混雑する見込み。
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