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外来魚30年ぶり確認ゼロ 足寄・オンネトー湯の滝

温泉水を下流に迂回させる措置が取られているオンネトー湯の滝。昨年1年間は外来魚が確認されなかった

 環境省が進める町東部の「オンネトー湯の滝」の外来魚駆除で、わずかに残っていたグッピーが昨年1年間、確認されていないことが分かった。湯の滝に外来魚が目視できない状態となるのは、少なくとも30年ぶり。今秋までに見つからなければ、新年度内にも悲願の「根絶宣言」となる見通しだが、繁殖力の強さも考慮して慎重に経過観察を続けていく構え。

 町教委によると、オンネトー湯の滝の外来魚は1980年代半ば、人為的に放たれたとされる。最も多い時期には熱帯魚のナイルテラピア(アフリカ原産)とグッピー(南アメリカ原産)が数万匹捕獲された。

 湯の滝のマンガン生成にも影響を与えるとして、町教委が99年度から、環境省が2013年度から「生態系維持回復事業計画」に沿って駆除に着手。湯だまりの水温を下げる対策で、温泉水を配管で下流に迂回(うかい)させ、同時に近くの沢から冷水を引き込む駆除方法を講じた。

 環境省阿寒摩周国立公園阿寒湖管理官事務所によると、生息調査は専門業者に委託し、目視や漁具を使って行う。15年2月以降にテラピアは確認されていない。残るグッピーについては16年11月の調査で数十匹までに減少、17年の調査(10、11、12月の計3回)では見つからなかった。

 「根絶宣言」は2年連続して外来魚がいない状態となることが条件。グッピーは繁殖力が強く、湯の滝は入り組んだ地形で、複数ある温泉湧き出し口に潜んでいる可能性もゼロではない。今年も再度調査し、根絶が確認された場合、年度内に宣言を出す運びだ。

 同事務所の末永珠佑国立公園管理官は「1つの気軽な行為から、長い年月を経てやっとここまできた。絶対に外来生物を持ち込まないでほしい」と話す。

 外来生物駆除は全国的に苦戦が続く。湯の滝で根絶となれば、全国への成功事例ともなる。

<オンネトー湯の滝>  阿寒摩周国立公園内。オンネトーから南東に1.4キロ、雌阿寒岳などの斜面から湧き出した温泉水の湯だまり(2つ、表面積計300平方メートル)。地上のマンガン鉱物生成の場として国の天然記念物に指定されている。

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