全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

聴覚障害者助けるバンダナ作成

 災害時の聴覚障害者支援を円滑に進めるため、豊橋市聴覚障害者協会や豊橋手話通訳学習者の会などからなる豊橋手話ネットワークが「防災バンダナ」を作った。「耳がきこえません」の文字がデザインされたバンダナを当事者が身に付けることで、これまで見えない障害とされてきた聴覚障害者が避難所で周囲の理解を得ながら、正確な情報を受け取ることが期待される。

 バンダナは半分が紫色で、聴覚障害者マークのチョウをあしらう。ピンク色のもう半分には「手話ができます」と書かれ、支援者も身に付けられる。これまで、聴覚障害者と分かる目印はなく、避難所を運営する側は存在把握が難しかった。  同ネットワークで防災を担当する聴覚障害者の淺倉基雄さん(76)=同市佐藤5=は、東日本大震災の被災地視察や被災した聴覚障害者らからの聞き取りの中で「避難所では、音だけで多くの情報が提供されていることに驚いた。また、り災証明の発行などで、通訳ができる人を探すのに苦労したとも聞いた」と課題を挙げる。  全国的にいつでも持ち歩けるバンダナの普及が始まり、同ネットワークもデンソーグループの「はあとふる基金」を活用して500枚を製作。4月から関係団体に配るほか、協会に所属していない聴覚障害者も多く、各種イベントなどでも手渡していく予定。  市内に300人ほどいると見られる聴覚障害者。淺倉さんは「当事者として動き、周囲に知ってもらわなければ支援に入ってはもらえない。ろう者自身に自覚がなく、また、支援を得ることを諦めている人もいるが、これを機に、防災意識を高めていってほしい」と力を込める。  同ネットワークはこれまで、避難所で想定される場面をあらかじめ絵と文字で説明した「避難所絵カード」と「コミュニケーション支援ボード」を市内約200カ所に設置したり、「自主防災ガイドブック」を発行したりするなど、防災に努めてきた。  今回は、手話通訳者のために黄色のビブスも10枚作り、発災後にボランティアとして専門的に支援に入る際に使う。手話通訳者の平松靖一郎さん(55)は「ちょっとした配慮をしてくれる人が増えることを期待している」と話している。

関連記事

長野日報社

メルヘン街道、冬期通行止め解除 長野県

 長野県茅野市、佐久穂町境の国道299号(メルヘン街道)麦草峠(標高2127メートル)の冬期通行止め区間(138キロ)が18日、規制解除となり、小海町を含めた沿線3市町の関係者ら約150人が集まって...

恵みの雨 きょう穀雨 石垣島 オグロシギ飛来

 きょう4月19日は二十四節気の一つ「穀雨」。清明と立夏の間の節気で、田畑を潤し、穀物の成長を促す春の雨が降るころとされ、古くから種まきの目安とされてきた。  八重山地方は18日、前線の影響で午前...

北羽新報社

能代市・日吉神社境内に「ストーンヘンジ」出現 英国出身の男性制作

 能代市御指南町の日吉神社境内に英国の巨大な古代遺跡「ストーンヘンジ」を模した精巧なミニチュアが出現した。同市在住の英国人が遠く離れた母国を思って海岸の自然石で創作したもので、神秘的な造形が訪...

フェニックスがホーム豊橋で地区優勝のセレモニー

 プロバスケットボールBリーグは17日、豊橋市総合体育館であった三遠ネオフェニックス対信州ブレイブウォリアーズの試合後、三遠の中地区優勝セレモニーを開いた。応援に駆けつけた豊橋のブースターらに、大野...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク