松くい虫被害防げ 岡谷市がアプリ運用

松くい虫被害の拡大防止に向け岡谷市が運用を始めた「松枯れ情報アプリ」
昨年7月、諏訪地方で初となる松くい虫被害が確認された岡谷市は26日、枯れた松の木の情報を収集、提供する「松枯れ情報アプリ」の運用を始めた。GIS(地図情報システム)を活用し、スマートフォンやタブレット端末などを通じて市民から提供された枯れ木の情報を地図上に記録、公開できるシステム。市は寄せられた情報を基に枯れた木の鑑定や伐倒などの対策を取る方針で、早期発見、対応により被害の拡大を防ぐ。
同市では昨年7月30日、塩嶺工業団地近くの国道20号沿いの山林で松くい虫被害によるアカマツの枯れ木が確認された。その後、被害の拡大は確認されていないが、市農林水産課によると市民から寄せられる枯れ木の情報が増加。2017年度は28本だったのに対し、18年度はこれまでに44本の情報があった。
被害の拡大防止には早期の対応が求められるため、同課は同じくGISを活用し、17年6月から運用している「鳥獣目撃情報アプリ」に注目。野生鳥獣出没情報を収集、提供する同アプリには年間100件ほどの情報が寄せられており、枯れた松の木の情報収集にも活用することにした。
「松枯れ情報アプリ」は市ホームページの「くらしマップおかや」から利用できる。情報投稿用と閲覧用の2種類あり、投稿する際は地図上で場所を示し、目撃日や松枯れの状態を入力して送信する。具体的な状況を書くコメント欄もあり、写真を入れることもできる。閲覧用の地図には09年以降に把握した情報を掲載しており、地図上のアイコンを指定することで、松枯れの状態やその後の対応について確認できる。
市は松くい虫被害の拡大防止に向け監視体制を強化しており、例年5~10月に実施している監視員によるパトロールの期間を4~11月に拡大。監視員も2人増の4人体制とした。同課は「できるだけ多くの目撃情報をいただき、被害を広げないよう取り組みたい」としている。
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