鶴岡市の介護予防モデル事業「おでかけ×買い物　介護予防体操」が12日、同市のエスモールイベント広場で行われ、参加者が「いきいき百歳体操」を体験した。

「おでかけ×買い物　介護予防体操」のモデル事業でいきいき百歳体操に取り組む市民

　同市では本年度から70歳以上の運転免許自主返納者を対象に、庄内交通全普通バス路線乗り放題の定期券ゴールドパス（1カ月1万円）を自己負担額2500円で購入できる助成を行っている。同制度を活用してバスで出掛けて介護予防体操に取り組み、買い物などもできる便利な場所でのモデル事業として全3回開催する。高齢者が自宅に閉じこもることなく、介護予防体操と買い物を組み合わせ、継続や仲間づくりにつなげる狙い。

　2回目のこの日は中高年を中心にした市民約40人が参加。公民館単位など市内67カ所（2月現在）で週1回、住民が主体的に取り組んでいる「いきいき百歳体操」を体験した。多くの参加者が初体験で、ＤＶＤの指導映像を見ながら、椅子に座って行う筋力アップメニューの45分間心地よく体を動かした。指導スタッフは「息を止めないで数を数えながら」「ゆっくりやることが大切」などアドバイスしていた。

　3回目は19日（火）午前10時半から正午まで、エスモールイベント広場で行う。スポーツクラブ「プラスワン」インストラクターの指導で「元気はつらつ！　マイナス5歳運動」を行う予定。