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法要料理「菜飯」を調理 八重山の味つたえ隊

舞木紀玲さん(前列中央左)に「菜飯」の作り方を教わった八重山の味つたえ隊の隊員ら=12日午後、まるたか農園

 八重山の伝統料理を後世に継承しようと取り組んでいる八重山の味つたえ隊(池村多喜美隊長、10人)は12日、石垣市登野城のまるたか農園で料理教室を開き、八重山で25回忌や33回忌法要の際に作る「菜飯(さいはん)」を調理した。

 菜飯は炊いた米飯の上にほぐした鶏肉や野菜などの彩り具材を載せてだしをかけたもの。  琉球王朝の宮廷料理の流れをくみ、沖縄本島では「セーファン」と呼び、旧盆料理の一つ。奄美群島では「鶏飯(けいはん)」という郷土料理として広まっている。

 隊員の高西タマ子さん(81)によると八重山では弔い上げの33回忌法要で作るという。  今回は本島から転勤で来ている県農林水産部の舞木紀玲さんが、石垣島出身の義母に教わったという菜飯の作り方を伝授。

 米飯の上にほぐした鶏肉、ほうれん草、シイタケ、にんじん、薄焼きたまごを載せ、鶏や昆布、しいたけでとっただしをかけてあっさりとした味わい。

 数十年前に法事で作ったことがあるという高西さんは、「弔い上げを祝うという意味があるのかも。昔は言われるままに意味も分からず作ったが、八重山の伝統として残していきたい」と話した。

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