親子連れでにぎわうまちなか集マルシェ（新天町で）

　宇部市主催の初めてのまちなか集（あつ）マルシェは１０日、宇部新天町名店街で開かれ、家族連れらでにぎわった。 　 　マルシェ（市場）は、宇部井筒屋やスーパー・レッドキャベツ新天町店の閉店による中心市街地の活力低下を最小限に食い止めようと、市が緊急対策で取り組んだ。アーケード内にはパンや野菜、菓子類、ハンドメード雑貨などを扱う２７店が軒を並べ、にぎわいを創出した。 　 　朝からの雨で出足は悪かったが、子どもを連れた家族連れの姿が目立ち、パンや子ども向けの雑貨を扱う店が人気を集めた。商業施設の相次ぐ閉店で買い物に困っている中心街の高齢者らが、新鮮な野菜や加工品などを扱う店に詰め掛けていた。 　 　ハンドメード布小物の店ｅｓ（えす）を出店した三村里美さんは「子育ての合間に趣味で子ども向けの小物を作り、６年前から週末に市内で開かれるイベントに出店している。これからも定期的に開催されるようになると、少しはにぎわいが戻ってくるのでは」と話した。