
認定を喜ぶ班員(前列左から)高橋ありささん、野村美雨さん、桐山藍奏さん。(後列左から)佐藤杏亮さん、岩瀬さん
帯広農業高校の食品科学科地域資源活用班が開発した豆乳ヨーグルト「豆ぐると」が、健康志向の食品ブランドを示す「北海道食品機能性表示制度」(愛称・ヘルシーDo)に認定された。これまで十勝管内の企業の認定商品はなく、教育機関での認定も初めて。同班は、来年度も同制度の認定取得を目指した商品開発を進める方針。
「豆ぐると」は、天然オリゴ糖成分「ラフィノース」を配合した豆乳ヨーグルト。1日に卒業した3年生と、2年生の計15人で取り組んできた。昨年9月に商品が完成し、同11月に申請。同校を含む6社7商品が2月25日付で認定された。
2年の岩瀬満紀さん(17)は「最初はヘルシーDoのこともよくわからず、本当に取れるか不安だったが、教育機関初の認定は自分たちの自信にもつながった」と喜ぶ。
認定を受けるには細かな分析や、科学的根拠に基づいた機能性成分に関する論文が存在するなどの規定があり、高校の授業では習わないことも多く、応募は企業のみだった。
来年度は、新2年生6人を加えた新体制で、豆乳ヨーグルトを加えたアイスクリームの開発を検討。同校酪農科学科の生徒が育てた牛から搾乳した牛乳を使用するなど、より学校の特色を生かした商品で、夏ごろの完成を目指す。
豆ぐるとは、13、14の両日、大阪市内の阪急うめだ本店で200個販売する他、同校のアンテナショップ「あぐりす」や各種イベントで予定している。3月中旬から食品機能性表示のラベルや「ヘルシーDo」のマークが入った新パッケージに切り替わる。
岩瀬さんは「自分たちの商品を買ってもらえる瞬間が一番うれしい。『あぐりす』では他の学科の商品もたくさんあるので、一緒に手に取って」と呼び掛けている。
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