「元気に帰ってきてね」 サケ稚魚放流体験始まる-千歳水族館

旅立つ稚魚を見送る親子
サケのふるさと千歳水族館=花園2=で1日からサケの稚魚放流体験が始まった。連日、地元の子供たちや観光客ら大勢がサケの旅立ちを見送っている。
入館者を対象にした水族館恒例の春のイベント。昨年9月中旬に採卵し、同11月にふ化した稚魚は体長4センチ超に育った。
2日午前の放流体験では、まず学習室で菊池基弘館長がスライドを使って3年後に千歳川に帰るサケの旅路を説明し、「北洋まで往復4万キロの長旅。魚や鳥など天敵も多く、無事戻れるのは100匹に1匹」と語った。
参加者は千歳川につながるせせらぎ水路に移動。コップに入れた2匹の稚魚をといから流し、「元気に帰ってきてね」と声を掛けた。
卒業旅行で訪れた大阪府豊中市の大学生、牧野暢生さん(22)は「サケは食べるだけだったので思いがけず放流ができてうれしい」と語り、千歳小6年の両角優杜君(11)は「放流は2回目。元気に帰ってきてほしい」と話していた。
放流体験は5月31日までの毎日午前11時と午後2時に実施している。
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