赤土流出防止の役割学ぶ 畑と海つなぐサンゴまつり
サンゴを守るため陸域の赤土流出防止に向けてサトウキビの株出しほ場で補植を行う家族連れ=3日午前、崎枝
赤土が流出する陸域からサンゴ保全を考える「畑と海をつなぐサンゴのまつり2019」(石西礁湖サンゴ礁基金、崎枝公民館、芝浦工業大学共催)が3日、崎枝地域内で開かれ、参加者がサトウキビの株出しほ場における補植や、ヒマワリの種まき体験などを通して赤土流出防止の役割を学んだ。
サトウキビ畑の補植体験には親子連れなど約70人が参加。担当者から芽が出ない株を入れ替えて植える補植によって、収量を増やす効果と赤土流出を抑える役割の説明を受けながら、ほ場に約1000株の苗を丁寧に補植。終了後は、別のほ場で流出防止に効果があるヒマワリの種をまいた。ヒマワリは開花後にすき込んで肥料として利用することもできるという。
崎枝公民館では、飲食や観葉植物の販売ブースが出店。サンゴと赤土に関する展示コーナーやライブも行われた。
家族で補植体験に参加した森優太君(6)=真栄里=は「(苗を)初めて植えれて楽しかった。畑の土を踏むのも楽しい」と喜んだ。
石西礁湖サンゴ礁基金の鷲尾雅久氏は「陸域の問題を解決しないとサンゴは衰退するので、サンゴを守るための対策が重要なことを知ってほしい」と呼び掛けた。
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