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復興誓い、学びや後に 被災3町の高校で卒業式

式を終えた後、抱き合って別れを惜しむ追分高の卒業生=1日午前11時35分ごろ、安平町追分公民館

 胆振東部地震で大きな被害に遭った厚真、安平、むかわ3町の道立高校が1日、卒業式を迎えた。安平町の追分高校では、地震で体育館が損傷し使用できないことから近くの追分公民館で実施。33人が復興への思いを胸に学びやを巣立った。

 昨年9月の地震で同校は約2週間休校を余儀なくされた。体育館が被災したことから、空き教室で体育の授業を行い、今年1月からは近くの追分中学校体育館を借りている。

 式には在校生や保護者ら約100人が出席。卒業生がゆっくり入場し、名前が呼ばれると、一人一人が登壇し安部泰彦校長から卒業証書を受け取った。式辞で安部校長は「震災を乗り越えようと必死に努力し続けた経験を人生の大切な糧にしてほしい」とエールを送った。

 生徒会長を務めた沢里真矢さん(18)は「地震後、入社試験などの進路活動は十分に対策できなかった」と振り返りながらも「苦しくて悩み、泣いたこともあったが、さまざまなことを経験し成長することができた。3年間ありがとう」と締めくくった。式を終えた後、在校生らが玄関前に並び、笑顔と涙の卒業生を拍手で見送った。

 卒業生で同町追分の梅本駿さん(18)は「札幌の専門学校に進学するので引っ越しをするが、この町のことはいつまでも気にしていたい」と話し、同じく追分の村岡健吾さん(18)は「地元の介護施設に就職をするが、これから町をもり立てていきたい」とふるさと再生へ意気込んだ。

 厚真町の厚真高は20人、むかわ町の鵡川高は49人、穂別高では13人がそれぞれの高校で卒業式に臨み、新たな一歩を踏み出した。

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