胆振東部で仮設店舗が完成 むかわ町、3店に鍵を引き渡し
胆振東部地震で被災した小売店や飲食店などが入居する仮設店舗がむかわ、厚真、安平の各町でほぼ完成した。むかわ町では1日、新聞販売店など3店が町から鍵を受け取り、事業の再起を図る。
むかわ町が松風に整備した仮設店舗は、プレハブの平屋建て(260平方メートル)。建設費は5100万円で、1棟に店舗スペースを複数用意し、玄関、事務室、キッチン、トイレ、エアコンを完備。二重窓や断熱材使用の寒冷地仕様とした。新聞販売店兼たい焼き店、家具店、電器店が入居準備を進めており、各店は3年間、無料で利用できる。
入居する工藤弘さん(65)は震災後、新聞販売店をプレハブ小屋で経営し、たい焼き屋は休業している。仮設店舗での営業開始は、新聞販売店が今月中旬、たい焼き店は震災から7カ月目の4月6日を予定。竹中喜之町長から鍵を受け取った工藤さんは「たい焼きの営業をようやく再開できるのでうれしい。たい焼きを名物にして、むかわ町の復興のシンボルにしたい」と笑顔を見せた。
竹中町長は、地元商工会を中心に商店街復興を考える検討組織を立ち上げる考えを示し「まちのにぎわいを再生する方策を研究していきたい」と話した。
厚真町は京町に仮設店舗を整備。カフェ兼ヨガ、卸売業、整体院、アロマリンパセラピー店の4店が入居を予定し、6日に鍵を引き渡す。安平町では早来大町に建設し、菓子店、司法書士事務所、新聞販売店の3事業者に7日、鍵を渡す。
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