庄内町立谷沢の月の沢温泉北月山荘周辺で23日、豪雪を活用した恒例のイベント「月の沢龍神冬まつり」が開かれた。大勢の親子連れが、雪の上の秘密基地づくりやスノーモービル体験をはじめ、3月上旬までの期間限定で自由開放されている巨大かまくらと雪の滑り台などを楽しんだ。

　龍神信仰が伝わる立谷沢地区を舞台に地域のにぎわい創出と交流人口の拡大を図ろうと、地元有志などが実行委員会を立ち上げて毎年開催している。

　穏やかな天候となったこの日は多くの親子連れでにぎわった。巨大滑り台ではそりやチューブが貸し出され、子どもたちが歓声を上げて楽しんでいた。会場には山の芋鍋や玉こんにゃく、甘酒の販売屋台も並び、集まった人たちが温かいメニューに舌鼓を打った。

　日没後は巨大かまくらをスクリーンにした「雪上動画コンテスト」が初めて行われ、庄内町を中心に仙台市など県内外の5人から集まった「遊び」をテーマにした8作品が上映された。

　母親と遊びに来た立川小1年の相馬颯君（7）は「滑り台はスピードが速くて怖かったけど楽しい！」と笑顔で話していた。

大かまくらをスクリーンにした「雪上動画コンテスト」