梅咲くコース走る 南紀田辺UMEロードマラソン

沿道に梅の花が咲くコースを走るランナー(24日、田辺市中芳養で)
第5回「南紀田辺UMEロードマラソン」(実行委員会主催)が24日、和歌山県田辺市上の山1丁目の田辺スポーツパーク陸上競技場を発着点に開かれた。ハーフマラソンや10キロなどの3部門にランナー633人が参加し、沿道に咲く梅の花を楽しみながら走った。
地場産業の梅を活用して地域を盛り上げようと、梅の開花時期に合わせて開催している大会。前回までは田辺市中芳養を発着点にしていたが、参加人数が多くなってきたためコースを一新。小学生と保護者が、ペアでスポーツパーク内を走るファミリーマラソンの部も設けた。
今回は北海道から福岡までの7~79歳のランナーが参加。ハーフと10キロの参加者は田辺西バイパスを経由し、沿道に梅畑が広がるコースを走った。ハーフの参加者は同市上芳養で折り返した。高低差のあるコースで、参加者は地元住民らの応援を力に走り切った。
2回目の参加でハーフに初挑戦し、女子で10位に入ったみなべ町東岩代の介護職員、長坂涼香さん(38)は「膝やおなかが痛くなってきて途中で走るのをやめようかと思ったが、同僚が応援してくれたので踏ん張って完走することができた。梅は剪定(せんてい)がきれいにされているし、沿道の応援もうれしかった」と話した。
スポーツパークでは、地元の女性団体がジビエ料理「シカ肉シチュー」を振る舞った。他にも豚汁や芋餅、梅天そばなどの飲食物が販売され、餅まきもあった。
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