亡き父の跡を長女が継いで茶屋開店
新城川売で3月1日から梅花まつり

梅花の名所として知られる新城市海老地区にある川売(かおれ)の集落で、今年も3月1日から地元農家が軒先などに出店する「梅花まつり」が行われる。期間中には地元の農家が茶屋を開くほか、軒先に店を構えて加工品などを販売する。うち「はるちゃんの店」として長年中心となって活動してきた近藤治敬(はるゆき)さんが昨秋に亡くなったため、長女の美紀さんが継いで行う。 同所は15戸で集落をつくり、1500本の梅の木が植えられている。毎年県内外から多くの人たちが訪れる。「まつり」は来訪者をもてなそうと地元農家が中心となって25年前から開催。軒先などにブースを設けて特産の梅製品や五平餅を販売している。今年も飲食を兼ねたものが3カ所、物販が3カ所ほどが出店するという。 近藤さんは昨年11月24日に腹膜炎により急逝。83歳だった。美紀さんによると、前日まで農作業をして販売準備していたという。山里で梅がきれいに見られる場所としてPRしてにぎわいをという思いを持ち続けて毎年の「まつり」を楽しみにしていた。 「はるちゃんの店」は集落の出入り口部分に茶屋を構えており、美紀さんは20年ほど前から父の農作業とともに手伝っている。「あまりに急だったので引き継ぎもなかったけど、今まで通りにもてなしをしますよ」と話す。 23日には開店準備を開始。屋内の清掃などを行った。「父はまつりの時は納品や駐車状況を見回るなどとにかく楽しそうでした。その精神を引き継いでいきますよ」と美紀さん。 川売地区の梅は今年は10日から2週間ほど早く咲いており、現在3分咲き。3月上旬に満開となるという。
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