全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

災害ボランティア活躍 精力的に住民支援-厚真

厚真町鹿沼の住宅で床板を補修するボランティア=23日午前10時すぎ

 胆振地方中東部を震源とした21日の地震で、最大震度6弱を観測した厚真町の災害ボランティアセンター(松田敏彦センター長)が住民の支援活動に乗りだしている。23日は朝から、ボランティアや職員らが2人一組になって住民宅を見回り、被害状況を調査。家具や食器などが散乱した部屋を片付けたり、補修の作業に汗を流した。

 同センターは地震から一夜明けた22日、住民の被害状況を確認する活動を開始。23日は10代から60代のボランティア20人が午前9時まで同センターに集まり、家屋損傷の報告があった鹿沼地区、断水が続く豊沢地区、揺れが大きかった朝日地区などの住宅を訪れ、支援活動に当たった。

 鹿沼地区の二階建て住宅には男性ボランティア3人が訪問し、地震の揺れで床が抜けそうな状況を確認。畳を剥がし、床板を直すなどの補修を施した。

 大工の経験があるという釧路市のボランティア男性(62)は「私たちができるのはあくまでも応急処置だが、少しでも手助けになれば」と話した。この家に暮らす元農家の男性(81)は善意に感謝しながら、「55年暮らしていて家の床が抜けそうになったのは初めて。今回の地震ではけがはなかったが、また揺れるのではと不安でしょうがない」と心配そうな表情を浮かべた。

 松田センター長は「今後も見回り活動でお年寄りの体調の変化など把握し、サポートしていきたい」と話した。

 町の町民福祉課と社会福祉協議会も、地震発生後の21日夜から22日にかけて保健師、社会福祉士、町職員20人が町内の仮設住宅を訪問し、安否を確認。町地域包括支援センターも一人暮らし高齢者宅を訪ね、健康状態などを調べた。

 一方、安平町の災害ボランティアセンターは22日から23日にかけ、ボランティアが住民宅を訪問し、困りごとを把握する聞き取りや家の片付け作業などを展開。むかわ町のセンターも住民からの支援相談を受け付け、対応している。

関連記事

北羽新報社

能代市子ども館に「SORA─Q」の実寸大玩具届く 操作体験会も予定

 能代市子ども館で、世界で初めて月面へのピンポイント着陸に成功した宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小型月着陸実証機「SLIM(スリム)」に搭載された小型月面探査ロボット「LEV(レブ)─2(ツ...

SKY搭乗者100万人達成 下地島空港の発着路線 セレモニーで一層の飛躍誓う

 下地島空港発着路線の累計搭乗者が100万人を達成したことを記念して、スカイマーク(SKY、本橋学社長)は12日、同空港で記念セレモニーを開催した。2020年10月に那覇、羽田、神戸の3路線を開設し、...

児童が夏の野鳥観察

 大本小学校(與世山操校長、6人)は12日午前、石垣青少年の家の佐野清貴さんを講師に「夏の野鳥観察」を行った。児童らは川河口、水田などで双眼鏡やフィールドスコープを使って野鳥を観察した。  同校...

長野日報社

茅野市宮川、金沢で猿被害増加 効果的「追い払い」へ市が調査開始 長野県

長野県の茅野市宮川、金沢でニホンザルによる農業や農産物への被害、目撃情報が再び増え始めており、市農林課が調査を始めた。今月上旬、同市宮川地区内の山林の入り口付近におりのわなと監視カメラを設置した。...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク