サッカー競技場構想 支援 道経産局プラン 札幌
北海道経済産業局は21日、「北海道スポーツ関連産業創出プラン」を発表した。地域スポーツと周辺産業を融合させ、地域経済を振興するのが目的。道内11件の事業を支援するもので、十勝はサッカーJFL、Jリーグ昇格を目指す社会人チーム「北海道十勝スカイアース」などと連携、スタジアム構想を後押しする。

道スポーツ関連産業創出プランにスタジアム支援が盛り込まれた、スカイアース(中央がスカイアースのMF渋谷亮選手)
「北海道スポーツ産業振興アクションプラン2019」と名付け、産学官連携で道内スポーツ産業を支援する。スカイアースは十勝の中核企業がスポンサーとなり、子どもサッカー教室の開催、芽室町との包括連携協定(昨年8月)など、地域に根ざした活動を展開している。
プランでは、将来のJリーグ昇格を見据え、スタジアム整備を支援。トレーニング設備やスクール専用のグラウンドに加え、飲食や地元食材を販売する店舗を併設した総合型の複合スタジアムを提案している。
建設費については国の補助金制度の活用法、先行事例を紹介し、専門家を招いての講演会でノウハウを伝える。食やITに関する分野とリンクさせ、地域内外へ訴求力を高める。
十勝関連ではこの他、帯広市の新総合体育館(2020年3月オープン予定)を拠点としたスポーツ、健康、レクリエーションの複合的なコンテンツの開発も検討している。
道経産局は「スカイアースは地域活動に積極的。スポーツや周辺の産業を掛け合わせて地域を活性化させるため、プラットホームなどのソフト面を提供していきたい」と話している。
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